大谷、3度目のMVP=満票も3度目、DH専任で初―米大リーグ
【ロサンゼルス時事】米大リーグの今季最優秀選手(MVP)が21日に発表され、ナ・リーグでドジャースの大谷翔平選手(30)が満票で選出された。2年連続3度目で、指名打者(DH)専任の選手の受賞は史上初の快挙。
全米野球記者協会の記者30人が1~10位を連記する投票で、大谷は全員から1位票を得て420点を獲得した。最終候補3人に残っていたメッツのフランシスコ・リンドー内野手が263点で2位、ダイヤモンドバックスのケーテル・マルテ内野手が3位。投票はプレーオフ前に締め切られ、レギュラーシーズンのみが選考対象となる。
大谷はア・リーグのエンゼルスに在籍した2021年、23年に満票で選出。3度以上の受賞は史上12人目で、現役ではエンゼルスのマイク・トラウトに並び最多。両リーグでの受賞は1960年代にレッズとオリオールズで選出されたフランク・ロビンソン以来2人目で、異なるリーグでの2年連続は初めてとなった。
大谷は昨年受けた右肘手術の影響で投手としてプレーせず、DHに専念。54本塁打、130打点でナの2冠に輝き、59盗塁もマークしてメジャー史上初のシーズン「50本塁打、50盗塁」を達成した。
ア・リーグは58本塁打、144打点で2冠に輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、満票で2年ぶり2度目の受賞となった。
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