2024-11-18 18:27

保護司殺害、男を起訴=鑑定留置で「刑事責任問える」―大津地検

 大津市で5月、保護司の新庄博志さん(60)が殺害された事件で、大津地検は18日、殺人などの罪で、無職飯塚紘平容疑者(35)を起訴した。地検は6月から今月11日まで、鑑定留置を実施。精神鑑定などを行った結果、「刑事責任を問える」と判断した。地検は認否を明らかにしていない。
 起訴状によると、5月24日午後6時56分ごろから午後7時16分ごろまでの間、担当保護司だった新庄さん宅で、面接中に新庄さんの胸や首などをナイフやおので複数回、突き刺したり、切り付けたりするなどして殺害したとされる。 
 飯塚容疑者は別の強盗事件で保護観察付き執行猶予5年の判決を言い渡され、確定。今年7月9日までが保護観察期間だった。
 地検は、保護司の執務を妨害したほか、事件後の5月28日夜、大津市の路上でナイフ1本を所持したとして、公務執行妨害と銃刀法違反の罪でも起訴した。
 捜査関係者によると、飯塚容疑者は滋賀県警に逮捕された当初、「私はやっていませんし、何も答えたくありません」などと供述していた。
[時事通信社]

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