獄中のノーベル平和賞活動家、がんか=支援団体「イラン当局が治療拒否」
【イスタンブール時事】昨年のノーベル平和賞を受賞したイランの女性人権活動家、ナルゲス・モハンマディ氏(52)の支援団体は4日付の声明で、同氏ががんを患っている可能性があると明らかにした。モハンマディ氏は首都テヘランの刑務所に収監中だが、声明はイラン当局が確定診断のための治療を拒否していると批判。「イラン政府は彼女の命を危険にさらし、静かに殺そうとしている」と訴えた。
モハンマディ氏の弁護士によると、医師の最近の診断で、右足にがんの疑いがある骨の病変が見つかった。診断のため病院へ行くまでに9週間も待たされたといい、同氏の家族は「これ以上治療が遅れれば死に至る」と主張している。
支援団体によると、モハンマディ氏は2021年に心臓発作を起こしたほか、長年の獄中生活で関節炎や椎間板の疾患も悪化している。イラン当局は、米CNNテレビの取材に「人権問題にはコメントしない」と回答した。
[時事通信社]
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