樋口、納得のフリー=GP連勝逃すも充実感―フィギュア
演技を終えた樋口の表情には充実感があった。フリーは全体でトップの得点。SPとの合計では2位でGP連勝とはならなかったが、「練習してきたことを、そのまま出すことができてうれしい」と納得の様子だった。
GP初優勝のスケートアメリカはフリーでは乱れたジャンプがあり、予定通りの構成にできず。「ちょっとふがいない感じで終わった」。しかし、この日は思い通りの滑りだった。序盤の連続3回転ジャンプはわずかな減点こそあったものの着氷。その後も大きなミスなくプログラムをしっかりこなし、「今後へ自信のつく試合になった」。確かな手応えが残った。
2022年北京五輪の翌シーズンに休養。復帰して2季目となる。以前は人と比べてしまうこともあったが、今は「自分ができることを、ベストを尽くさないと意味がない」と考えるようになった。氷上では自分の演技だけに集中。この変化も好成績につながっている。
GPシリーズの成績上位6人で争うファイナルへの進出も決まった。樋口にとっては17年以来の出場。「集中して自分の演技をすることを目指したい」と次なる舞台を見据えた。(アンジェ時事)
[時事通信社]
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