女川原発、13年ぶり再稼働=東日本で初、福島第1と同型―12月にも営業運転開始・東北電
東北電力は29日夜、女川原発(宮城県石巻市、女川町)で2号機の原子炉を起動し、13年ぶりに再稼働させた。2011年3月の東日本大震災後、東日本での原発再稼働は初めてで、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)としても初。
武藤容治経済産業相は同日午前の閣議後記者会見で、「東日本の原子力発電所の再稼働は極めて重要だ」と述べた。
中央制御室では午後7時、運転員が「3、2、1」と声を出しながら、原子炉の運転状態を切り替えるスイッチを操作した。原子炉内で核分裂を抑える制御棒が1本ずつ引き抜かれ、30日午前0時12分に核分裂反応が継続する「臨界」状態となった。
長期間運転していなかったことを踏まえて、11月7日にも発電を再開させた後で、いったん運転を停止。各設備に異常がないかを点検した上で再び起動させ、12月ごろの営業運転開始を想定している。
同社の樋口康二郎社長は「再稼働は震災からの復興につながるとともに、電力の安定供給の観点からも大きな意義がある」とした上で、「地域の理解が何よりも重要だ。当社の取り組みを丁寧に伝えていく」とのコメントを出した。
最新ニュース
-
性別疑問視され大会棄権=パリ五輪金の台湾ボクサー
-
ACLサッカー・談話
-
堅守こじ開け、勢い=巻き返した横浜M―ACLサッカー
-
東京・小石川のマンションで火災=2人逃げ遅れか―警視庁
-
ジーコ氏、来夏広島で慈善試合
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕