オーストラリア、海洋保護区拡大へ 南極から１７００キロ付近
【シドニーＡＦＰ＝時事】オーストラリアは８日、領域内の海を保護するためにペンギン、アザラシ、クジラの生息地であり、国内に二つしかない活火山がある海洋保護区を拡大すると発表した。≪写真はオーストラリア領ハード島のオウサマペンギン。オーストラリア南極局提供≫
発表によると、南極から１７００キロの場所にあるハード島とマクドナルド島の海洋保護区の面積が４倍になる。
これにより、オーストラリアの海域の５２％が保護される。
ＷＷＦオーストラリアの海洋部門責任者リチャード・レック氏は「オーストラリアは世界的な生物多様性のホットスポットであり、世界で最も大きい沿岸国の一つであるため、貴重な海洋生態系と生息地を守るために、最も難しく手間がかかることを実行することが重要だ」と話した。
一方レック氏は、最終計画では、オウサマペンギンやマユグロアホウドリの重要な採食地など、ハード島とマクドナルド島の「最優先保護地域の一部」が保護されていないと指摘した。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
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