ヤマアラシやゾウも避難 最強ハリケーンの接近に備え 米フロリダ
【タンパＡＦＰ＝時事】米フロリダ州タンパのタンパ動物園では、数十年に一度、場合によっては１００年に一度の規模とされるハリケーン「ミルトン」の接近に備え、飼育員が動物たちの安全確保に奮闘している。≪写真は、米フロリダ州タンパのタンパ動物園で、ハリケーン「ミルトン」の接近に備え、キャリーケースに誘導されるヤマアラシ≫
ヤマアラシは、ニンジンとイチゴを餌に、動物用のキャリーケースの中へ。慌ただしい園内の様子を見ていたオランウータンも保護され、アフリカゾウは、ゆっくりと安全な場所に向かう。
フロリダ州の西海岸には、９月２６日にハリケーン「ヘリーン」が５段階のうち２番目に強い「カテゴリー４」の勢力で上陸。広範囲にわたって甚大な被害をもたらし、今なお、がれきが散乱している。だが、ミルトンはそれを上回るカテゴリー５の最強のハリケーンとみられ、タンパを直撃すると予想されている。
動物事業部門の責任者、ティファニー・バーンズ氏は、同園にはハリケーンに耐えられる建物がいくつかあり、そこにすべての動物を避難させる予定だと説明した。
「動物たちのストレスを最小限に抑えたい。いつでもそれが私たちの目標だ」と語った。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
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