2024-10-06 20:00スポーツ

広島、勢い止まらず＝首位がっちり―Ｊ１

磐田に勝ち、喜ぶ広島イレブン＝６日、ヤマハ

　勢いは止まりそうにない。結果次第では神戸に首位を明け渡す状況で、広島ががっちり勝ち点３をつかんだ。終了間際のピンチこそひやりとしたが、全体的に試合を支配した。「パフォーマンスには非常に満足」。いつも通りに好プレーを見せた選手をスキッベ監督はたたえた。
　磐田は残留争いのまっただ中で、簡単な試合ではなかった。５バックで構え、長身ＦＷめがけて長いボールを蹴り込んできた。荒木、佐々木ら最終ラインが落ち着いてはね返し、中盤が豊富な運動量で回収。次第に主導権を握った。
　１点リードで折り返した後半、セットプレーから追い付かれた。直前には微妙な判定もあっただけに、悪い空気になりかねない流れ。それでも「今の広島なら勝てる」と決勝点の加藤は感じたという。敵陣でスペースをうまく使って危険なクロスを何本も浴びせ、ゴールをこじ開けた。
　首位に立つ選手たちに重圧はない。「下から上がってきた。チームに勢いを感じる」と荒木。アジア・チャンピオンズリーグ２もあって厳しい日程の中、勝って代表戦による中断期間へ入れるのも大きいだろう。　
［時事通信社］

前半、先制ゴールを決め、喜ぶ広島の佐々木（左から２人目）＝６日、ヤマハ

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