バイデン氏がサプライズ会見=米大統領選の安全懸念
【ワシントン時事】バイデン米大統領は4日、事前予告なしの「サプライズ」記者会見を開いた。任期を来年1月まで残す中、「レームダック(死に体)化」の評を打ち消す狙いがあったとみられる。普段はジャンピエール大統領報道官が定例会見を行うホワイトハウスの会見場にバイデン氏が「やあ皆さん」と姿を現すと、記者団から驚きと歓迎の声が上がった。
4日は好調な雇用統計や港湾スト終結など政権に明るいニュースが重なったせいか、和やかな様子で中東情勢や経済の質問に回答した。ただ、「大統領選が公正で平和裏に実施されると思うか」との問いには「選挙の自由や公正性に疑いはないが、平和かどうかは分からない」と指摘。トランプ前大統領が敗北した場合、再び結果を覆そうと暴力沙汰になることに懸念を示した。
[時事通信社]
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