レガレイラ、歴史的勝利=実力馬押しのけ栄冠―競馬有馬記念
並み居る実力馬を押しのけ、レガレイラが快挙を成し遂げた。3歳牝馬の有馬記念優勝は実に64年ぶり。初騎乗の戸崎騎手にとっても、10年前に牝馬のジェンティルドンナで制して以来の有馬勝利となり、「(牝馬と)相性がいいのかな」と頬が緩んだ。
きっちりスタートを決めて、中団の前方でスタミナを温存。十分な手応えを残したまま直線に入ると、最後はシャフリヤールとの競り合いを鼻差で制し、待望のGI2勝目を手繰り寄せた。
昨年末にGIのホープフルステークスで勝った後、期待とは裏腹に鳴かず飛ばずの成績が続いた。伸び悩んでいたレガレイラの印象を、戸崎は「気持ち的に優しさがある」と評したが、大一番でこん身の走り。「勝負どころの強さもある」と目を細めた。
まだまだ活躍が見込める3歳馬。大きなタイトルを物にしたことで、注目はさらに増すだろう。木村調教師は「来年はレガレイラが中央競馬を引っ張っていくことになると思う。しっかりサポートして、育んでいきたい」とうれしそうに言った。
[時事通信社]
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