シナーが薬物騒動に言及 「心地よい」状況ではない
【上海AFP=時事】男子テニス、世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)は4日、ドーピング騒動が尾を引いている中で「心地よい」状況ではないとしながらも、上海マスターズ初戦への準備はできていると語った。≪写真は上海マスターズの会見に臨むヤニック・シナー≫
23歳のシナーは、薬物騒動が続く中で中国オープンでは2日の決勝に進出したものの、宿敵カルロス・アルカラス(スペイン)に敗れて準優勝に終わった。
この日の会見で、世界反ドーピング機関(WADA)から提訴された重圧が影響しているか聞かれると、シナーは「もう終わったことだと思っていたので、心地よい状況ではない。それは確かだ。だから簡単ではない」と答えた。
現在はアルカラスと再び激突する可能性がある上海マスターズに集中しているといい、「コート外ではみんな同じ人間だ」としつつ、「もちろん、コート上で彼と対戦できるように努力し、ビッグファイトを心掛けている。彼が自分を押し上げてくれるのは良いことだ」と語った。
シナーは週末の2回戦から登場し、初戦で世界93位のダニエル太郎を迎え撃つ。【翻訳編集AFPBBNews】
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