大の里、大関昇進へ=昭和以降最速、25日に正式決定―大相撲秋場所
大相撲秋場所千秋楽の22日、西関脇大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の大関昇進が事実上、決まった。
日本相撲協会審判部が昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、理事長もこれを了承。25日の九州場所(11月10日初日)番付編成会議と理事会を経て、正式に昇進が決定する。
新小結だった5月の夏場所で12勝を挙げ、初土俵から史上最速の7場所目で初優勝。新関脇で臨んだ7月の名古屋場所は9勝どまりだったが、今場所は初日から11連勝とするなど14日目に2度目の賜杯獲得を決めた。13勝として大関昇進の目安とされる三役での直近3場所の合計33勝を上回る34勝に到達。初土俵から所要9場所での昇進は、昭和以降では最速となる。
新大関の誕生は1月の初場所後の琴ノ若(現琴桜)以来で、元横綱稀勢の里が師匠の二所ノ関部屋からは初めて。石川県からは輪島、1999年名古屋場所後の出島(現大鳴戸親方)以来で昭和以降3人目。
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◇大の里の略歴
大の里 西関脇 本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋。日体大で2年続けてアマチュア横綱に輝き、23年夏場所で幕下10枚目格付け出しでデビュー。同年秋場所、元横綱稀勢の里が師匠の二所ノ関部屋から初の新十両に。24年初場所で新入幕を果たした。3場所連続で2桁白星を挙げ、新小結だった同年夏場所で初土俵から最速の7場所目で初優勝を遂げ、秋場所で2度目の賜杯獲得。三賞は殊勲2、敢闘3、技能3。192センチ、182キロ。24歳。得意は突き、押し、右四つ、寄り。
[時事通信社]
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