今永、三振の山=規定到達「うまく来られた」―米大リーグ・カブス
カブスの今永が、メジャーで自己最多となる11三振を奪った。速球と変わらぬ腕の振りから、切れ味鋭いスプリットを低めに集め、「足を着いたときに(肘を上げた際の)トップがどこにあるかが大事。そのつくり方が分かってきて、うまくはまってくれた」。三回に2ランで失点した直後も、3者連続三振で後続を断った。
味方の大量援護を受け、危なげない投球で14勝目。2019年にマークしたDeNA時代最多の13勝を上回ったが、「うれしいことではあるけど、自分についた14勝というのはあまり気にしない」と冷静に話した。
目標だった規定投球回数(162回)に到達した。「けがも未然に防ぎながら、監督と投手コーチの素晴らしい起用法でうまくここまで来られた」。これには充実感を漂わせた。
自身5連勝と、後半戦も変わらぬ安定感を見せる左腕は、「体重をキープする大切さを、球宴の時に大谷選手に学んだ」と言う。さらに、「どうやったら長打を防げるか、というヒントを探したい」。予定されている残り2度の登板を見据えた。 (シカゴ時事)
[時事通信社]
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