フィリピン巡視船、係争地から引き揚げ=中国側も発表―南シナ海
【マニラ、北京時事】フィリピンの国家海事評議会は15日、中国と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名・スプラトリー)諸島のサビナ礁に停泊していた巡視船を同礁から引き揚げさせたと発表した。中国海警局も同日、引き揚げを確認したと公表し、今後も「領土と海洋権益を断固として守る」と強調した。
比巡視船は4月から停泊していたが、同評議会は生活物資などが払底、天候も悪化したことから引き揚げを決めたとしている。8月31日に中国海警局の船舶と衝突した際に船体に損傷を受けたことも一因という。
巡視船が比西部のパラワン島に到着した後、乗っていた沿岸警備隊の隊員4人が脱水症状や胃痛などで病院に搬送された。
サビナ礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内に位置する。だが、中国が領有権を主張して威圧的行動を強めており、付近で両国公船の衝突が相次いでいる。
[時事通信社]
最新ニュース
-
同性カップルが婚姻届、日本人も=「結婚平等法」が施行―タイ
-
日本含む3カ国連携を確認=米韓外相、初の電話会談
-
ガザ再建への出資未定=ハマスの統治許さず―イスラエル経産相
-
中居正広さん発表文全文
-
韓国大統領を送検へ=尹氏は取り調べ拒否―捜査当局
写真特集
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕