完勝で全米制覇=シナー、進境示す―テニス
今年1月の全豪オープン決勝は、セットカウント0―2から逆転して四大大会初制覇を遂げたシナー。今回は3―0の完勝だった。「きょうのパフォーマンスには満足している」。確かな進境を示した。
地元米国のフリッツとの決戦でも、冷静さを失わない。ミスを抑えつつ、ここぞの場面では強打で押し込んだ。第2セット第10ゲーム。相手がミスを重ねてセットポイントを迎えると、バックハンドでダウンザラインへ勝負を懸けたショットを放つ。何とか追い付いた相手の返球がネットに掛かり、シナーはぐっと拳を握った。
大会前には、3月のドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示していたことが明らかになった。過失がなかったと判断されたが、批判的な意見もあった。「大会前の状況が楽ではなかった。全豪より重圧が大きかった」とも口にした。
世界ランキング1位らしい勝負強さと安定感を示しながら、まだ23歳。世代交代が一層色濃くなってきた男子テニス界で、しばらく中心を担っていきそうだ。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]
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