米X、渉外担当トップが退社=各国政府との対立激化
【シリコンバレー時事】米X(旧ツイッター)で各国政府との交渉窓口を担うグローバル渉外部門トップのニック・ピックルズ副社長が6日付で退社することが同日、明らかになった。ブラジル政府などとの対立が激しくなる中、約10年にわたりこの部門を率いた人材が離れることになる。後任は明らかになっていない。
「言論の自由至上主義者」を自称するXオーナーのイーロン・マスク氏は、ブラジルの連邦最高裁が一部利用者のアカウント凍結を命じたことに反発。マスク氏と同国の対立が深まっている。オーストラリア当局からは、刺傷事件の動画を削除するよう要求され、「検閲」として法廷で争う構えを示していた。
ピックルズ氏は、各国当局からの追及の矢面に立っていたもようだ。Xへの投稿で同社での勤務を「素晴らしい旅だった」などと振り返ったが、退社を決めた理由は明らかにしていない。
[時事通信社]
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