ガザ攻撃批判の進歩派ブッシュ議員、民主予備選で敗北 米ミズーリ州
【ワシントンAFP=時事】米メディアの集計によると、連邦下院選に向けた民主党のミズーリ州予備選で、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を厳しく批判しているコリ・ブッシュ下院議員が、親イスラエル系ロビー団体「米イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」に支援された郡検事ウェズリー・ベル氏に破れた。≪写真はコリ・ブッシュ下院議員〈左〉≫
ブッシュ氏は「プログレッシブ(進歩派)」と呼ばれる急進左派議連に属している。昨年10月7日にガザでの戦闘が始まって数週間後に、停戦を求める決議を議会に提出。
先月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が米議会で演説した際には、出席すれば「ジェノサイド(集団殺害)の最前線にいる」戦争犯罪人をたたえることになるとし、ボイコットした。
ブッシュ氏は6日夜、X(旧ツイッター)に「いかなる代償を払っても正しいことのために立ち上がるつもりだ」と投稿し、敗北を認めた。
牧師で看護師でもあったブッシュ氏は、2014年にミズーリ州ファーガソンで黒人青年マイケル・ブラウンさんが射殺されたことなどをきっかけに広がった「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」運動に参加し、活動を主導していた。2020年に下院議員に当選した。【翻訳編集AFPBBNews】
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