人口18万人の島国から最速女王=アルフレッド、母国へ初メダル―陸上〔五輪〕
人口約18万人。東カリブ海に浮かび、淡路島とほぼ同じ面積の島国セントルシアから世界最速の女子スプリンターが誕生した。23歳のアルフレッドは「私の国にとって大きな意味を持つ。みんな喜んでいるだろう」と母国に思いをはせた。
100メートル決勝は小雨が降る中、得意のスタートで先頭に立ち、力強い加速で中盤に体一つ抜け出した。昨年の世界選手権を制したリチャードソンを寄せ付けず、10秒72で完勝。国旗をまとい、涙がこみ上げた。
12歳だった2013年に父が他界。14歳で単身ジャマイカに渡り、悲しみを乗り越えて成長してきた。「父は娘が五輪に出場したことを、いつまでも自慢してくれると思う」と目を潤ませた。
1996年アトランタ大会で五輪に初参加したセントルシアに、史上初のメダルをもたらした。「この金メダルが新しい競技場を建設し、スポーツ発展の手助けになることを願う」。母国への愛情を口にした。 (時事)
[時事通信社]
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