ＮＡＳＡ、巨額投じた月面ローバー運用計画を断念
【ワシントンＡＦＰ＝時事】米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は１７日、コスト超過と遅延のため、これまですでに４億５０００万ドル（約７００億円）を費やした月面ローバー（探査車）の運用計画を中止すると発表した。≪写真は米航空宇宙局〈ＮＡＳＡ〉が計画中止を発表した無人探査車「ＶＩＰＥＲ」≫
無人探査車「ＶＩＰＥＲ」は、月の南極を探査し、氷やその他の資源を探すことを目指していた。「アルテミス」計画の一環として、今後数年以内に予定されている米有人ミッションへの道を開くことが目的とされた。
当初は２０２３年の打ち上げと運用開始が予定されていたが、計画は２４年に延期され、さらに２５年へと延期された。予想されるコストも６億９６０万ドル（約９５０億円）にまで増大した。
計画の中止についてＮＡＳＡ科学ミッション局のジョエル・カーンス氏は、宇宙競争で中国に遅れを取ることを意味するものではないと主張した。中国は６月、人類史上初めて、月の裏側からのサンプル回収ミッションに成功している。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
最新ニュース
写真特集
-
【野球】慶応大の４番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕