2024-07-16 18:09World eye

「世界で最も珍しい」クジラ、NZの海岸に打ち上げ

【クライストチャーチAFP=時事】ニュージーランドの海岸に今月、世界で最も珍しいクジラとされるバハモンドオウギハクジラの死骸が打ち上げられた。非常に稀な種であるため、これまで生きている姿が目撃されたことはない。≪写真はニュージーランド・オタゴ地方南部の河口付近で見つかったバハモンドオウギハクジラとみられる死骸。自然保護省提供≫
 政府機関研究者らによると、死骸は7月4日、オタゴ地方南部の河口付近で見つかった。体長は約5メートルだった。
 自然保護省と国立博物館「テ・パパ」の海洋哺乳類の専門家によって、雄の個体と断定された。現在、確認のため遺伝子調査が行われている。
 自然保護省のオタゴ地域担当者は「バハモンドオウギハクジラは、現代の大型哺乳類種の中で最も情報の少ない種の一つ」とし、「1800年代以降、世界で記録された件数はわずか6件で、そのうちの1件を除き、すべてがニュージーランドでの記録となっている」と述べた。
 自然保護省は、見つかった死骸の状態が良く、研究解剖をする機会が初めて得られたとしている。【翻訳編集AFPBBNews】

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