世界王者フェルスタッペン、レッドブル残留を明言
【シュピールベルクAFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で総合3連覇中の王者マックス・フェルスタッペンは27日、来季も所属チームのレッドブルに残留すると明言した。≪写真は、オーストリアGPに向け、記者会見に臨むレッドブルのマックス・フェルスタッペン≫
レッドブルにとってホームグランプリとなる今週末の今季第11戦オーストリアGPに向けた記者会見で、報道陣からチームに残留するかどうか問われ、「イエス」「以前にも話した通りだ。すでに来年のクルマに取り組んでおり、作業に集中している。それはつまり、このチームのためにドライブするという意味だ」と答えた。
レッドブルは今季序盤、クリスチャン・ホーナー代表が女性への不適切行為で告発される騒動が起き、フェルスタッペンがチームへの信頼を失ったのではないかという見方も出ていたが、少なくとも現時点ではそうした臆測に終止符が打たれることになった。
一方、通算7度の選手権制覇を誇るルイス・ハミルトンが来季フェラーリへ移籍することが決まっているライバルチームのメルセデスAMGにとっては、以前にトト・ヴォルフ代表がフェルスタッペンをハミルトンの後任候補筆頭に挙げていた中で、大きな打撃になるとみられる。
フェルスタッペンは「自分が今いる場所にとても満足しているし、すでに来年に向けてクルマに施せることに集中している」と語った。
今季のフェルスタッペンは、ここまでの10レースで計7勝を挙げてドライバーズ選手権のトップを独走しており、2位につけるマクラーレンのランド・ノリスに69ポイント差をつけている。【翻訳編集AFPBBNews】
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