手術のマレー、ウィンブルドン出場諦めずも 単は可能性低い
【ロンドンAFP=時事】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(は、前週末に脊椎嚢胞(のうほう)の手術を受けた中で、引き続きウィンブルドン選手権出場を目指しているとしつつ、シングルスに出るのは難しい見通しだと明かした。≪写真は男子テニスのアンディ・マレー≫
四大大会(グランドスラム)3勝のうちウィンブルドンで2勝を挙げているマレーは、前週行われたシンチ選手権の試合中に右脚に力が入らず途中棄権し、22日に手術を受けた。
五輪で2個のシングルス金メダルを獲得しているマレーは、かねて来月開幕するパリ五輪を現役最後の大会として考えていると話しているが、「五輪で最後を迎える計画をめぐって、いろいろなことが起きているのは確かだ」と明かした。
「手術自体は大きな手術ではなかったが、嚢胞が大きくなれば合併症を引き起こす可能性が高く、問題は深刻だった」と説明。手術は成功し、すでにボールを打ち始めているが、競技に戻れる時期を明言するのは「不可能」だとした。
28日に組み合わせ抽選会が行われ、来月1日に1回戦が始まるウィンブルドンのシングルスについては、「現時点では出場できない可能性のほうが高い」と話した一方、この日は兄のジェイミー・マレーとともにダブルスのワイルドカード(主催者推薦)を与えられた。
次週にエントリーが確定するパリ五輪ではシングルスに加え、ダニエル・エヴァンスとのペアでダブルスの出場も目指している。五輪の出場がかなわなかった場合は、全米オープンなどの大会に出場する可能性もあるとコメントした。【翻訳編集AFPBBNews】
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