豪競泳女子のキャンベル 5度目の五輪出場逃し現役引退表明
【シドニーAFP=時事】競泳女子のオーストラリア代表として七つの世界記録を樹立し、数々のメダルを獲得したケイト・キャンベルは26日、自身5度目となる五輪の出場を逃したことを受け、現役引退を表明した。≪写真は、パリ五輪の競泳オーストラリア代表選考会女子50メートル自由形予選のレース後、歓声に応えるケイト・キャンベル≫
リレー種目で史上最高の選手の一人に数えられるキャンベルは、今月行われたパリ五輪の国内代表選考会で50メートル自由形と100メートル自由形の出場権を逃した。
32歳のキャンベルは声明で、「5度目の五輪出場を目指して全力を尽くしたから、たとえ失敗したとしても、小さな、消えることのない誇りの核はある」とし、「パリでのオーストラリア競泳チームとオーストラリア五輪選手団を応援するのが待ちきれない」と続けた。
キャンベルは2008年北京五輪で初の代表入りを果たすと、二つの銅メダルを獲得。その後もリレーで四つの金メダルを獲得するなど、五輪では計8個のメダルを手にした。さらに、世界水泳選手権でも同様に見事な記録を残し、金メダル四つを含む12個のメダルを獲得した。
世界記録はその多くが4x100メートル自由形リレーで樹立したもので、2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪、2021年の東京五輪では優勝を飾った。
また、2016年には100メートル自由形で、高速水着時代の記録を破る世界新を樹立した。【翻訳編集AFPBBNews】
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