FWモーガン サッカー女子パリ五輪米国代表から落選
【ニューヨークAFP=時事】サッカー女子米国代表のエマ・ヘイズ監督は26日、パリ五輪に臨む代表メンバー18人を発表し、2度のW杯制覇を誇るFWアレックス・モーガン(Alex Morgan)が落選となった。≪写真は、女子サッカーW杯フランス大会準決勝のイングランド戦で、ゴールを喜ぶ米国のアレックス・モーガン≫
ヘイズ監督は、2012年のロンドン五輪以来となる通算5度目の金メダル獲得を目指す中、FW陣にはトリニティ・ロッドマン、ジェディン・ショー、ソフィア・スミス、マロリー・スワンソンを選出。これまで代表戦224試合に出場して通算123ゴールを挙げているモーガンの居場所は、チームになかった。
モーガンはロンドン大会の金メダリストで、W杯では2015年と2019年に連覇を果たしたチームの中心選手だった。
落選を受けてモーガンは「五輪の舞台で国を代表する機会を得られなかったのは残念です」としつつ、「あと1か月ほどしたら、このチームを応援して、国民の皆さんとともに声援を送るのを楽しみにしています」とソーシャルメディアへの投稿で述べた。
今年行われた女子ゴールドカップでも代表落選となっていたモーガンだが、その後負傷者の代替選手として招集されていた。
ヘイズ監督はモーガンについて「素晴らしい選手であり、素晴らしい人間」と話し、難しい決断だったと述べた。
「前回の合宿で彼女と仕事をする機会は一度しかなかったが、資質だけでなくプロ意識やその実績を目の当たりにした」
「18人のうち、フィールドプレーヤー16人、GKが2人しかいないという中で決断するのは簡単ではない。もちろん難しい判断だった」「アレックスのこのチームでの経歴、実績を考えたが、私は別の方向に進みたいと思い、他の選手を選んだ」
イングランド女子スーパーリーグのチェルシーで大きな成功を収めた英国人のヘイズ監督は、先月米国代表指揮官に正式就任したばかりとなっている。【翻訳編集AFPBBNews】
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