2024-06-12 22:22スポーツ

日本、終盤の勝負強さ発揮=会心初戦、パリへ前進―バレー・ネーションズリーグ

韓国戦の第3セット、ポイントを奪い、喜ぶ古賀(左端)ら=12日、福岡・西日本総合展示場

 世界ランキングで決まるパリ五輪出場圏内を死守したい日本。下位に沈む韓国に不覚を取ると、順調に積み上げたポイントを一気に失うところだった。エースの古賀は「3―0で勝ててよかった」とストレート勝利に笑顔を見せた。
 日本に戻ってきて迎えた1次リーグ最終週の初戦。試合開始から相手を圧倒し、第1、2セットを奪取。第3セットは一時、17―20と追う展開になったが、昨年の五輪予選で強豪に競り負けた反省から磨いてきた終盤の勝負強さを発揮した。
 まずは交代で入った2人が流れを変える。渡辺のサーブで崩して宮部が決める形から連続得点。その後は石川が決め切り、最後は古賀で逆転劇を締めくくった。真鍋監督は「20点以降の点数の取り方、ミスを少なくという練習の成果が出た」と満足そうに振り返った。
 13日に五輪切符を争うカナダを破れば、パリへの道はさらに開ける。「カナダは今、一番勢いがある。厳しい試合になる」と監督。勝負の残り3試合を見据え、気を引き締めた。
[時事通信社]

韓国戦の第1セット、ポイントを奪い喜ぶ石川(中央)ら=12日、福岡・西日本総合展示場

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