夏の風物詩、鵜飼い始まる 愛媛県大洲市
日本三大鵜(う)飼いの一つ「大洲のうかい」が1日から愛媛県大洲市で始まった。肱川を下る屋形船からは、見物客がアユを捕る鵜の姿を、手が届くほど間近で楽しんだ。水郷大洲の夏の風物詩は9月20日まで行われる。
1日は天候に恵まれ、大小15隻の屋形船が予定通り出航した。見物客は、船内で川魚料理の弁当や酒に舌鼓を打ちながら日暮れを待つ。午後7時50分ごろ、かがり火をともした2隻の鵜船が姿を現す。鵜匠に操られた鵜は、水に潜り、水面に姿を見せるとくちばしにアユをくわえていた。
大洲のうかいは、「合わせうかい」と呼ばれる手法で屋形船と鵜船が並走するため、ごく間近で見ることができるのが特長だ。【もぎたて便】
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