新捕鯨船が初出漁へ 山口県下関市
3月に完成した新たな国産の捕鯨母船「関鯨丸」の初出漁式が、山口県下関市で開かれた。船員らを前にあいさつした同市の前田晋太郎市長は「市民をはじめ多くの方がこれからの盛り上がりに期待している」などと激励した。
関鯨丸は電気推進システムのエンジンなど最新の設備を搭載。国が新たに捕獲対象として検討している、70トン級と大型のナガスクジラの引き揚げにも対応できる。船員100人が個室に泊まれる仕様となっているのも特徴だという。
所有する共同船舶(東京)の所英樹社長は「沖合母船式捕鯨のキーであり、新しい商業捕鯨の時代を象徴する船になる」と期待を膨らませていた。【もぎたて便】
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