大谷、節目の一発=打率はトップ浮上―米大リーグ
豪快な一振りで、ドジャースの大谷が歴史を塗り替えた。21日に本拠地ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたメッツ戦の三回に先制の5号2ラン。前日まで通算175本塁打で並んでいた松井秀喜さん(ヤンキースなど)を抜いて日本選手最多記録を更新した。
12日のパドレス戦以来、8試合ぶりの一発に大谷は、「どのくらい松井さんが(本塁打を)打っていたかを知ってからは目標にしていた。早く打ちたいなと思っていた」と笑顔を見せた。
ロバーツ監督は「松井は偉大な打者だ。彼の記録を破ったことは大きなこと。この先も翔平はあらゆる記録を打ち破っていくだろう」と一層の活躍を期待した。
21日は五回にも投手強襲安打を放って複数安打をマーク。打率3割6分8厘、安打数35本はいずれも両リーグトップとなった。
ドジャースでは、いずれも最優秀選手(MVP)受賞経験のあるベッツ、フリーマンとのトリオで上位打線を形成。2番を任される大谷は「基本的にはチャンスメークをすることと、チャンスがきたら(走者を)かえすこと。どこの打席、どこのチームにいても変わらない」と話す。既にチームトップに並ぶ5盗塁も記録した。
新天地に移って1年目。打者に専念する今季はまだまだ先が長い。節目のアーチを放ち、「個人的には特別な一本だったが、これからシーズンは続いていく。切り替えて次に臨みたい」と次戦をにらんだ。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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