【ゴールデン・グローブ賞】2018「黒ドレス」の授賞式

米ゴールデン・グローブ賞の授賞式会場に到着した女優のナタリー・ポートマン(中央)、エマ・ストーン(右から2人目)ら=2018年1月7日、ビバリーヒルズ【EPA=時事】 米アカデミー賞の前哨戦となる第75回ゴールデン・グローブ賞(ハリウッド外国人記者協会主催)が7日発表され、娘を殺された母親が警察を批判する看板を設置したことから予期せぬ事件が起こる「スリー・ビルボード」(マーティン・マクドナー監督)がドラマ映画部門作品賞、脚本賞など4冠に輝いた。 米国では昨年、映画界に端を発し、各界でセクハラ告発が相次いだ。授賞式では、セクハラ撲滅を訴えるキャンペーン「タイムズ・アップ」(もうおしまい)を合言葉に、一様に黒いドレスを着た女優らが被害者への連帯を表明。米女優のオプラ・ウィンフリーさんは「あまりにも長い間、男性の権力に立ち向かって女性が真実を語っても聞き入れてもらえなかった。だが、それはもうおしまいだ」と語り、大喝采を浴びた。

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