射撃

射撃

松本崇志

 ライフル銃やピストルで固定された標的を撃って的中点を競うライフル射撃と、空中に放出された皿状の標的を撃つクレー射撃がある。実施されない大会もあったが、ライフル射撃は第1回の1896年アテネ大会、クレー射撃は1900年パリ大会で正式種目となった。技術面だけでなく、集中力が要求されるなど精神面の強さも重要となる。今大会では男子の3種目が削減され、男女1人ずつで組む混合3種目が採用となった。

見どころ

 日本選手は84年ロサンゼルス大会の男子ラピッドファイアピストルで48歳だった蒲池猛夫が金メダルを獲得。92年バルセロナ大会で男子ライフルの木場良平が3位、同クレー・トラップの渡辺和三が2位となって以降、表彰台から遠ざかっている。男子ピストルで前回まで3大会連続五輪出場の松田知幸らに期待が懸かる。第2日、7月25日の女子エアライフルで大会を通じて第1号の金メダルが決まる。

ルール

  • ①男女クレー種目と男子ラピッドファイアピストルは予選上位6人、混合エアライフルと混合エアピストルは予選上位5組が決勝へ進出。その他のライフル、ピストル種目は予選上位8人が決勝へ進む
  • ②ライフル、ピストル種目の決勝はエリミネーション方式。順位決定時に同点の選手が複数いた場合はシュートオフを行う。決勝の方式は種目によって異なる
  • (a)男女のエアライフル、同エアピストルは5発のシリーズを2回行った後に1発ずつ撃つ。12発目を終えて8位の選手が脱落。以後は2発ごとに7位、6位と抜けていき、残った2人が24発目で金メダルを争う
  • (b)男女ライフル3姿勢は膝射と伏射が5発のシリーズをそれぞれ3回、立射は5発シリーズを2回行い、合計点で8位と7位の2人が脱落。以後は1発ごとに6位、5位と抜け、45発目で金メダルを争う
  • (c)女子の25メートルピストルは5発のシリーズを4回終えた時点で最下位が脱落。以後は1シリーズごとに最も得点の低い選手が抜けていき、50発目で金メダルを争う
  • (d)混合エアライフルと混合エアピストルは2段階の予選を行う。決勝と3位決定戦は男女1発ずつ打ち、そのたびに勝敗を決める方式。勝った方は2点、引き分けは両チームに1点、負けは0点で、先に16点に達した方が勝ち
  • ③クレー種目の決勝は予選との合計得点で争う

競技解説動画

《 射撃 》

選考方法・大会

 ライフル射撃は2019年のワールドカップ(W杯)4大会で出場枠を得た選手が、19年11月1日時点の世界ランキングで20位以内だった場合はそのまま代表。アジア選手権(19年11月、ドーハ)などで出場枠を得た場合などは代表選考会で決定。クレー射撃はW杯4大会、アジア選手権で出場枠を手にした選手がそのまま代表。

  • ※大会の延期に伴い,変更の可能性があります。
  • ・ライフル(男女3姿勢)五輪代表第1次選考会(19年9月21日〜23日、三重県ライフル射撃場)
  • ・アジア選手権(11月3日〜13日、ドーハ)
  •  ※ライフル(3姿勢)五輪代表最終選考会
  • ・ライフル五輪代表第1次選考会(11月22日〜24日、東京・新NTC射撃場)
  • ・ライフル(男子ラピッドファイアピストル、女子25メートルピストル)五輪代表第1次選考会(11月29日〜12月1日、東京・新NTC射撃場)
  • ・五輪代表(エアライフル・エアピストル・25メートルピストル)最終選考会(20年3月28日〜29日、東京・NTC屋内トレーニングセンター)
  • ・五輪テスト大会(4月18日〜25日、東京・陸上自衛隊朝霞訓練場)

試合日程