ハンドボール
現代ハンドボールの発祥地は19世紀の欧州。五輪では1936年のベルリン大会から実施。その後正式種目から外されていたが、72年のミュンヘン大会で復活した。女子は76年モントリオール大会で初めて実施。
見どころ
素早いパス回しと迫力満点の空中戦が見どころ。正面からの接触プレーは反則にならないため、格闘技のような激しいぶつかり合いが頻繁に見られる。強豪ひしめく欧州をはじめ、大柄な体格でアドバンテージを持つ外国勢に、スピードとチームプレーを武器とする日本がいかに戦うか。
日本は開催国枠で、男子が1988年ソウル大会以来33年ぶり、女子が76年モントリオール大会以来45年ぶりの五輪出場。
男子は20年1月のアジア選手権で最優秀選手に輝いた東江雄斗を中心に、新たなエースとして期待されている吉野樹、部井久アダムら新鋭が世界とどう渡り合うかが見どころとなりそう。女子は本場デンマークの強豪オーデンセに所属する池原綾香、ルーマニアでプレーする藤田明日香らに注目したい。
ルール
- ▽男女各12チームが出場。1次リーグを行い、各組から勝ち上がったチームが決勝トーナメントを戦って優勝を決める。準決勝の敗者は3位決定戦を行う。
- ▽両チーム7人ずつがコートに立ち、相手ゴールにボールを入れて得点数を競い合う。コートはフットサルと同じ40メートル×20メートル。前後半各30分を戦い、同点の場合は前後半各5分の延長戦が行われる。選手交代は無制限。
- 通常1人がGKとして自陣ゴールを守り、6人がドリブルとパスでボールをつないでゴールを狙う。ボールを持ったまま4歩以上進むと反則となり、シュートはゴール前6メートルのゾーン外からしか打てない。
競技解説動画
選考方法・大会
日本代表の選考方法は2021年までの世界選手権など国際大会やこれまでの実績から選抜。通常の国際大会の1チーム16人(男女とも)に対し、五輪のコンパクト化による人員削減などの理由で14人が代表選手となる。21年の五輪開催直前に最終メンバーを決定する予定。
競技日程
競技実施日
メダル確定日