アウディ、先進の都市型充電施設=ドイツ語圏で展開、日本開設も計画
独大手自動車メーカーのアウディは、ドイツ語圏で展開する先進の都市型充電施設「アウディチャージングハブ」を日本のメディアに公開した。自宅での充電が難しい都市部の集合住宅などで暮らす電気自動車(EV)所有者の利用を想定。高出力による充電時間の短縮をはじめ、高い環境性能や安価な利用料を実現した。今後、日本国内での設置も予定している。 アウディチャージングハブは、2021年に独南部の都市ニュルンベルクで実証実験を開始し、現在はベルリン、ミュンヘン、フランクフルトのほか、オーストリアのザルツブルク、スイスのチューリッヒでも稼働する。各4~6台が同時に充電でき、最高出力は320kWに達する。同社の新型モデルは、10分間の充電で約250キロ走行できるという。 2台が利用できる1基の充電器には、EV開発で使用した198個のバッテリーを再利用し、最大525kWhを蓄電。再生可能エネルギー由来のグリーン電力を引き込むほか、屋上に備えた太陽光パネルからの電力も蓄える。雨天でも利用者が濡れないように充電エリアに天井を設け、充電ケーブルは女性や高齢者でも楽に扱える可動式アームを導入した。また、内部には待合スペースが設けられ、利用者は充電中に休むこともできる。 アウディ製EVだけでなく他メーカーのEVも利用可能で、料金は家庭用充電器並みに抑えた。アウディのオーナー向けに格安プランも設け、スマホのアプリを使えば45分間の充電予約ができる。ミュンヘンのチャージングハブでBMWに充電していたドライバーは、「近所にあり、料金が安いのでいつも使っている。隣のスーパーで買い物をして戻ると充電が終わっていて便利」と声を弾ませる。 アウディは、これからもチャージングハブのサービス改善を続るとともに、24年4月には欧州以外の地域で初となる日本に開設する。 #ニュース #news #audi #アウディ #充電 #ev #電気自動車 #ドイツ #オーストリア #Deutschland #Osterreich
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