初の共通テスト、全日程終了 コロナ下で2日間―マスクで鼻覆わず失格も
大学入試センター試験に代わる初めての大学入学共通テストは17日、理科と数学を実施し、2日間の日程を終えた。各試験場では1日目に続き、マスク着用義務付けなどの新型コロナウイルス感染防止対策が取られた。
大学入試センターによると、マスクを鼻まで覆うよう注意した監督者の指示に従わなかったとして、受験生1人が失格となった。受験生は東京都内の会場で1日目の午前中から試験を受け、試験時間中に6回注意を受けていた。このほか、カンニングペーパーを使うなどした3人が失格となった。
センターは、視覚障害のある受験生向けの冊子に誤りがあったとして、2人に5点を与えた。
志願者は約53万人だったが、実際の受験者は、最も多い初日の英語(リーディング)で約47万人だった。
初の共通テストでは、多様な資料を提示し、文章やデータの読解力が求められる問題が多く出された。2日目に行われた数学Iと数学I・Aは、試験時間がセンター試験よりも10分長い70分となり、問題文の量が増えた。
作問担当者は「教科書に書いてある知識を覚えて吐き出すものは避けた。その場でよく理解し、考え、自分の力で正解にたどり着いてもらいたかった」と述べ、思考力や判断力、表現力を重視したと説明した。(2021/01/17-22:36)
New Univ. Entrance Exam Ends in Japan amid Epidemic
Japan's two-day new unified university entrance examination ended on Sunday, with measures against the novel coronavirus implemented during a state of emergency covering 11 prefectures.
In the two-day exam, which replaced the National Center Test for University Admissions, mathematics and science tests took place on the second day on Sunday, after the subjects of Japanese, foreign languages and geography, history and civics were covered on Saturday.
Applicants for the exam totaled about 530,000, but the actual number of test-takers was smaller, with the largest number of some 470,000 taking English reading test.
Many questions examined students' ability to read and comprehend texts and data, by presenting them with a wide range of documents.
An official involved in drawing up exam questions said the tests were designed to measure students' capacity to think and judge as well as expressive power.
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