2020.11.30 07:24Business

東芝、高精度認識のＡＩ搭載物流ロボ実用化へ

　東芝は３０日、カメラで撮影した画像から物体の範囲を高い精度で認識できる人工知能（ＡＩ）を開発したと発表した。積み重なった荷物をより正確に認識できるようになり、物流ロボットなどに応用できるという。同社は２０２１年度にこのＡＩ技術を搭載した荷下ろしのロボットを実用化し、物流現場の自動化を後押しする。　
　人手不足が深刻な物流業界では、倉庫内での荷物の搬送、積み下ろしや商品を取り出す作業の自動化が求められている。従来は荷物同士の重なった部分が大きいと、ＡＩが複数の物体を一つと誤認してしまい、ロボットがうまくつかめないことがあった。
　東芝はＡＩの学習方法を改善。現場での事前学習がなくても乱雑に積み重なった荷物をロボットが高い確率で持ち上げられるようになった。
　調査会社の矢野経済研究所（東京）によると、国内の物流ロボットの市場規模は３０年度に２０年度比約８倍の１５００億円規模に拡大する見通し。東芝は開発したＡＩを活用し、ニーズの取り込みを図る考えだ。（2020/11/30-07:24）

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2020.11.30 07:24Business

Toshiba Develops Highly Accurate Image Recognition AI

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Japan's Toshiba Corp. said Monday it has developed an artificial intelligence technology for recognizing the size of an object with high accuracy that can be utilized for logistics robots.
The AI is capable of precisely recognizing piled-up objects by analyzing images of them captured by a camera, according to the electronics maker.

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