購買データ本格活用 「ポンタ」など連携強化―高島屋社長
高島屋の村田善郎社長は時事通信のインタビューに応じ、顧客の購入履歴などビッグデータの分析・活用を本格化したと明らかにした。提携先で共通ポイント「Ponta(ポンタ)」を手掛けるロイヤリティマーケティング(東京)などとの協業を強化。データを集客や販売促進に生かし、新型コロナウイルス感染拡大で売り上げが落ち込んだ百貨店事業の立て直しを目指す。
村田社長は「ポンタ会員の購買データを高島屋が独自に分析し、商品を提案できる仕組みを10月から稼働させた」と述べた。同様の取り組みを提携先のNTTドコモが展開する共通ポイント「dポイント」でも順次進める考えを示した。
百貨店で専門店を増やし、自社の売り場を縮小するかどうかは「結果として(売り場が)減る可能性はあるが、それありきではない」と否定的な考えを示した。売り場の再構築やコスト削減で百貨店事業の早期の黒字転換を目指す方針だ。
一方、コロナ禍に伴う巣ごもり消費を背景に、高島屋はインターネット通販事業の2021年2月期売上高が前年度比45%増の270億円へ大幅に伸びると見込む。村田社長は24年2月期の売上高目標を「当初計画の300億円から500億円に上方修正した」と説明。今後も店舗とネット通販の顧客情報一元化などで利便性を向上させ、同事業のさらなる拡大を狙うと表明した。(2020/10/28-07:07)
INTERVIEW: Takashimaya to Boost Biz with Big Data amid Epidemic
Japanese department store operator Takashimaya Co. plans to utilize big data of customers' purchase histories to boost business amid a slump in sales due to the novel coronavirus epidemic, the company's president, Yoshio Murata, said in a recent interview.
Takashimaya has strengthened its ties with Loyalty Marketing Inc., which operates the Ponta reward point program, in order to utilize user data in attracting customers and promoting sales.
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