ウェブ陶器市、秋もやります コロナ受け、春は好評―栃木県益子町
陶器「益子焼」の産地で知られる栃木県益子町や町観光協会などでつくる実行委員会は、ネット上で作品を販売する「秋のウェブ陶器市」を31日から開く。陶器市は毎年春と秋に行われているが、新型コロナウイルスの影響で中止に。今春、オンライン開催に初めて踏み切ったところ想定の倍以上を売り上げ好評だった。秋は規模を拡大して臨む。
1966年に始まった陶器市は、県内外から年間計約60万人が訪れる。コロナを受け、実行委は4月29~5月20日にネットで商品を閲覧、購入できる初のウェブ陶器市を開設。作家や窯元など154者が参加し、売り上げは当初予想の1000万~2000万円を大きく上回る約4700万円(税金・送料込み)を記録した。アクセス数も約56万5000件に上った。
好評を受け、2回目となる秋の市を10月31~11月10日に開催。出品予定者は春の1.5倍の約230者になる予定だ。出品数も春は「1事業者15点」に制限していたが、秋は自力で出品すれば無制限に、実行委に作業を委託すれば50点まで認める。実行委は「把握する限り日本で最大級」の規模になるとPRする。
実行委は、従来現地に来なかった客の掘り起こしにつながったと分析。陶器は質感や重みなどが画面越しに伝わらず、ネット販売に不向きとされていたが、春の開催を通じて「出品者の通販に対する見方が変わってきた」(担当者)。
実行委はコロナ収束後もウェブ陶器市の継続を検討。担当者は「遠方の人にまずはウェブで興味を持ってもらい、そして実際に益子の陶器市に足を運んでもらう。オンラインとリアルが相互に補完するようにしたい」と話している。(2020/10/19-13:33)
Pottery Fair in Eastern Japan Going Online amid Virus Crisis
A committee in the eastern Japan town of Mashiko will hold an online pottery fair from Oct. 31, after attracting strong demand in a similar spring event, amid the new coronavirus crisis.
The committee, formed by the town government and its tourism association, decided to hold the upcoming autumn fair on a larger scale as sales during the spring event were more than twice the expected levels.
Every year, some 600,000 people normally visit the pottery fair, which started in 1966 and takes place in spring and autumn in the town known for its Mashiko style of pottery.
But the in-person fair was canceled this year due to the coronavirus outbreak.
Against this background, the committee held its first online pottery fair between April 29 and May 20, allowing people to browse pottery items and purchase them online.
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