コンビニ、4200店で計画休業 台風備え外食・百貨店も―トヨタ、ソニー工場休止
台風10号の接近に伴い、小売り・外食業や製造業では6日も営業休止や操業停止の決定が相次いだ。大手コンビニエンスストアは計画休業を九州以外を含む計約4200店に拡大した。九州ではトヨタ自動車とソニーがいずれも3工場で操業を休止。襲来に備えて営業・稼働を見合わせ、従業員や顧客の安全確保に万全を期す。
セブン―イレブンは5日から九州7県と山口県の約1650店で始めた計画休業を岡山、広島、四国4県を加えた2000店超(対象地域の店舗の約5割)に拡大。ローソンも九州、山口、愛媛で始めた休業対象を約1200店に広げ、ファミリーマートは九州・沖縄の全店舗の6割近く、約1000店舗で順次休業に入った。ローソンとファミマは7日、九州各県店舗への納品を原則見合わせ、セブンも一部店舗向けを取りやめる。
外食では牛丼チェーン「吉野家」が九州を中心に13県の約120店で5~7日にかけて休業。客や従業員の安全を考慮し、九州・沖縄8県のファミリーレストラン「ガスト」など計約140店でも6、7日に計画休業を実施する。沖縄を含む5県の「大戸屋」では7日にかけて営業が見送られた。
福岡市内の各百貨店は6日、台風接近に伴い、通常午後8時の閉店時間を福岡三越が同2時に、大丸博多天神店が同3時に、それぞれ大幅に繰り上げた。各店とも7日は臨時休業とした。
一方、トヨタ自動車は福岡県宮若市のグループ完成車工場と、エンジンや部品を作る同県内の2工場で、7日の操業をいずれも休止。ソニーは画像用半導体などを手掛ける長崎県諫早市、熊本県菊陽町、鹿児島県霧島市の3工場で6日午後から7日ごろまでの操業休止を決めた。台風の暴風域を抜け次第、安全確認した上で再開を検討する。
さらに、日産自動車は福岡県苅田町のグループ完成車工場で、ダイハツ工業は子会社の大分工場(大分県中津市)と久留米工場(福岡県久留米市)で、それぞれ7日午後にかけて稼働を停止。マツダは広島市などの本社工場や山口県防府市の工場で6日夜と7日の操業を休止。本社社員らに7日は出社せず、在宅勤務や有給休暇を取得するよう求めた。(2020/09/06-21:11)
Retailers, Manufacturers Halt Operations due to Typhoon
Retailers and manufacturers suspended operations in the Kyushu southwestern Japan region on Sunday to ensure worker safety in preparation for the approach of powerful Typhoon Haishen.
Convenience store operator FamilyMart Co. has closed 600 stores since Saturday, accounting for one-third of all outlets in the seven prefectures in Kyushu and Okinawa Prefecture, southernmost Japan.
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