自民総裁選、党員投票見送り 異論続出、執行部押し切る―菅氏、2日に出馬会見
自民党は1日の総務会で、安倍晋三首相(党総裁)の辞任表明に伴う総裁選の実施方式について、党員投票を省略して両院議員総会で選出することを決めた。出席者から異論が相次いだが、執行部が押し切った。一方、菅義偉官房長官(71)は2日夕に記者会見し、立候補を表明する。
自民党の二階俊博幹事長は総務会に先立つ記者会見で、「一日も早く後継総裁を決めることが必要だ」と述べた。総務会では「両院議員総会でも正統性はあるのか」などの意見が続出した。
総裁選は原則、党員投票を実施するが、党則6条は緊急時の対応として、国会議員と都道府県連代表が「党大会に代わる両院議員総会」で投票し、選出できると定めている。
執行部は、新政権による速やかな新型コロナウイルス対応を理由に、この規定を適用した。ただ、党内には党員投票の実施を求める意見が高まっていた。
総裁選は9月8日告示、同14日投開票の日程で行う方針で、2日の総裁選挙管理委員会で正式決定する。
菅氏をめぐっては、細田派(98人)、麻生派(54人)、二階派(47人)に加え、菅氏に近い無派閥議員グループ(約20人)などが支持。国会議員394票の過半数を固め、優位に立っている。
岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)も立候補を予定している。
菅氏は1日午前、東京都内で自民党の森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理と会談し、今後の政治日程を協議。16日に臨時国会を召集し、首相指名選挙を実施する方向で調整することを確認した。(2020/09/01-13:24)
LDP Decides to Skip Rank-and-File Voting in Leadership Poll
Japan's ruling Liberal Democratic Party decided Tuesday to hold its upcoming leadership election without voting by rank-and-file party members.
The decision was taken at a meeting of the party's General Council, despite a spate of objections from participants.
Prior to the meeting, LDP Secretary-General Toshihiro Nikai claimed that it is necessary to select as soon as possible the successor to Prime Minister Shinzo Abe, who is set to step down for health reasons.
Meanwhile, Chief Cabinet Secretary Yoshihide Suga, the front-runner in the leadership race, will hold a press conference on Wednesday evening to announce his candidacy, informed sources said.
At a leadership election board meeting on Wednesday, the party is slated to formally set the leadership election for Sept. 14.
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