クルマを「走る電源」に 災害時に供給―トヨタ・ホンダなど
災害時に燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)を利用して被災地に電力を供給する取り組みが広がっている。トヨタ自動車とホンダは31日、水素で動く燃料電池バスにバッテリーを積み込んだ移動式発電・給電システムを発表。自治体などと協力し「走る電源」として活用を進める。
トヨタの燃料電池バスで発電してホンダの持ち運び可能なバッテリーに充電し、避難所などで電力を供給する仕組み。バスに水素を充填(じゅうてん)してから走行距離が片道100キロ程度の場合、50人収容の避難所で3日分の電気が賄える。
日産自動車は、東京都渋谷区など計51の自治体と、災害時の電力供給手段として、EV「リーフ」を貸与する協定を結んでいる。
東京電力ホールディングス子会社の東京電力エナジーパートナーは31日、EVのバスを使った非常用電源システムを報道陣に公開した。災害時に避難者を受け入れる千葉市のフィットネスクラブにシステムを提供。25人乗り送迎用バスと蓄電池などを組み合わせ、施設内の照明や、井戸水をくみ上げるポンプなどに給電できる。(2020/08/31-19:15)
Japan Automakers Striving to Provide Mobile Power Sources
More and more Japanese automakers are accelerating their efforts to develop systems to use fuel cell cars or electric vehicles to supply electricity in times of disaster.
Toyota Motor Corp. and Honda Motor Co. said Monday that they will create a mobile power generation and supply system that uses a hydrogen fuel cell bus equipped with batteries.
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