ネットスーパー、サービス多様化 宅配相乗り、共用冷蔵庫活用
巣ごもり消費の追い風を受けてスーパー各社がインターネット利用客の囲い込みへ対応を強化している。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、商品と消費者をつなぐ「ラストワンマイル」を効率化。ドライブスルー方式や共用冷蔵庫の活用などサービスが多様化している。
食品スーパー大手のライフコーポレーションは、昨年9月にアマゾンジャパン(東京)と始めた宅配サービスの浸透を図る。当初の予定を早め、今年7月までに対象地域を東京都23区・4市と大阪市に拡大した。アマゾンの配送車両に商品を「相乗り」させることで、採算が取れない地域に進出。自社配送に比べコストを抑えながら、最短2時間での宅配を実現した。
イオンは今年5月から、顧客がネット注文した商品をドライブスルーで持ち帰りできるサービスを本格化。営業時間内であれば都合の良いタイミングで受け取れる点が支持されているといい、7月末までに全国約70店に広げた。ネット部門は全国のイオンの約半数、180店が運営している。
料理レシピサイトのクックパッドが手掛ける「クックパッドマート」は、ネット注文後に駅構内やドラッグストアなどに設置した共用冷蔵庫から商品を受け取る仕組みで、最大約50人分の商品をまとめて届ける。鮮度にこだわった食材が人気で、7月までに東京・神奈川で約150カ所に倍増させた。隙間時間に立ち寄れる利便性から「マンション共用部に置きたいとの問い合わせが増えている」(広報)という。(2020/08/29-07:32)
Supermarkets Offering Diversified Online Services in Japan
Supermarket operators in Japan are beefing up their moves to win the loyalty of online customers by offering diversified services, in response to demand from people staying at home.
With people unsure about when the novel coronavirus epidemic will end, supermarkets have improved the efficiency of the last mile process, linking products and consumers, by starting to offer a variety of services, ranging from a drive-through system to the utilization of shared refrigerators.
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