新方式電気自動車、性能向上=車輪内モーター、道路から受電-東大やメーカー
道路上のコイルから磁気を介して電気を受け、車輪に組み込んだモーターを動かす新方式の電気自動車で、性能を大幅に引き上げたと、東京大や自動車部品メーカー「日本精工」(東京都品川区)、電子部品大手「ローム」(京都市)などが10日発表した。
東京大の藤本博志准教授は「将来、高速道路の一部や交差点付近の道路にコイルを敷設して走行・停車中に電気を受けられれば、充電が不要になる」と説明。2025年に東大柏キャンパス(千葉県柏市)付近で実証実験を行う方針を示した。
個々の車輪にモーターを組み込む「インホイールモーター」の電気自動車は、動力を伝える部品が要らず、車体を軽くできる。藤本准教授らは道路上のコイルからモーターに電気を送る「ワイヤレス給電」技術と組み合わせることで、高価で重いバッテリーの搭載量を減らし、安くて便利な電気自動車システムの実現を目指している。(2019/10/10-18:24)
New Electric Vehicle Powered by Road Coils Receives Upgrade
A team of Japanese developers said Thursday they have succeeded in sharply upgrading their new type of electric vehicle that uses electricity transmitted from coils embedded in road surfaces.
The electric vehicle uses motors installed inside its wheels, eliminating the need for parts to connect the wheels with an external motor and making the vehicle lighter. The motors are powered by electricity transmitted from road coils through magnetism, allowing the motors to be wirelessly charged.
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