塩野義、ワクチン年3000万人分 21年末までに生産体制―新型コロナ
塩野義製薬が新型コロナウイルスのワクチンについて、2021年末までに年3000万人分以上生産できる体制を整備することが20日、分かった。従来は1000万人規模の計画だったが、3倍に増やす。今年11月にも臨床試験を始め、21年秋ごろに発売する予定で、感染の再拡大に備え、国産ワクチンの安定供給を目指す。
同社子会社のUMNファーマ(秋田市)の技術を活用し、昆虫細胞を使ってワクチンを開発。医薬品の受託製造を手掛けるユニジェン(岐阜県池田町)の拠点で量産する。
塩野義は設備投資額について従来、100億~200億円と見込んでいた。経済産業省の補助金も活用。従来計画より生産能力を向上させるための追加の投資額は未定だ。
新型コロナのワクチン開発は欧米や中国などで進み、競争が激化している。塩野義は新型コロナの治療薬についても、今年中の臨床試験入りを目指す。(2020/07/20-22:05)
Shionogi Eyes Coronavirus Vaccine for 30 M. People by End-2021
Japan's Shionogi & Co. aims to establish annual production capacity for its planned coronavirus vaccine large enough for 30 million people by the end of 2021, informed sources said Monday.
The amount triples the drugmaker's initial target. The company will raise the output for stable domestic supply to prepare for a resurgence of COVID-19 cases, the sources said.
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