死者63人、不明者16人 熊本、2200人超避難―九州豪雨、11日で発生1週間
熊本県南部に大きな被害をもたらした豪雨は11日で発生から1週間。6日以降に起きた九州北部の豪雨被害を含め、これまでに九州で確認された死者は、熊本県60人、福岡県2人、大分県1人の計63人。行方不明者も16人おり、警察や消防、自衛隊による捜索が続く。熊本では2200人超が避難している。
熊本県南部の死者は58人で、行方不明9人。市町村別の死者は、球磨村が20人、人吉市が19人、芦北町10人、八代市6人、津奈木町1人、住所不明2人。球磨村では、氾濫した球磨川支流脇にあった特別養護老人ホーム「千寿園」で入所者14人が死亡した。
行方不明者も球磨村が最多の4人を数える。このほか、県北部の山鹿市でも2人の死者が出た。
県の10日午前のまとめでは、県内26自治体に計156カ所の避難所が開設され、2226人が避難している(避難世帯数は不明)。人吉市が最多の1196人で半数以上を占め、球磨村も373人に上っている。
一方、熊本県内では住宅の被害が全半壊37棟以上、床上浸水4580棟以上に上ることも県のまとめで分かった。人吉市で床上浸水が3775棟に上るものの、球磨村は集計ができていない。道路が開通していない孤立集落は13地区が残っているという。
ライフラインでは、熊本県内で10日夜時点で約880戸が停電。少なくとも2800戸以上が断水している。JR肥薩線は八代―吉松間で複数の橋が流失し、当分の間運休する。(2020/07/10-21:19)
Death Toll from Heavy Rain in Kyushu Reaches 63
The death toll from the recent torrential rains that hit the Kyushu southwestern Japan region reached 63 on Friday, with 15 people still missing.
Sixty people were confirmed dead in Kumamoto Prefecture, two in Fukuoka Prefecture and one in Oita Prefecture.
A total of 2,226 people were at 156 shelters set up by 26 municipalities in Kumamoto as of Friday morning, according to the prefectural government.
Of the evacuees, 1,196 were in the city of Hitoyoshi and 373 in the village of Kuma.
The Kumamoto prefectural government confirmed that more than 37 houses were completely or partially damaged by the heavy rains and that at least 4,580 houses suffered flooding above floor level.
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