福岡、佐賀、長崎に特別警報 梅雨前線停滞で大雨―土砂災害など厳重警戒・気象庁
九州北部では6日午後、梅雨前線が停滞する影響で猛烈な雨が降り、気象庁は午後4時半に福岡、佐賀、長崎の3県の一部地域に大雨特別警報を発表した。河川の氾濫や土砂災害、低地の浸水に最大級の警戒をするよう呼び掛けている。
大雨特別警報の対象は、福岡県が大牟田市や八女市など4市町、長崎県が長崎市や諫早市など7市町。佐賀県は当初、佐賀市など6市町だったが、同10時半すぎに佐賀市が警報に切り替えられ、鹿島市など5市町になった。同庁の中本能久予報課長は記者会見で「緊急に身の安全を確保してほしい」と述べた。各地で避難指示や避難勧告が発令された。
4日午前には熊本、鹿児島両県の一部に大雨特別警報が発表され、その後警報に切り替えられており、活発な梅雨前線による特別警報はこれで計5県となった。
6日午後3時半ごろには、長崎県の大村市と東彼杵町、佐賀県の鹿島市と嬉野市の付近で1時間雨量が約110ミリとの記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。
宮崎県を除く九州各県と高知、広島、奈良、岐阜、静岡、長野各県の一部には土砂災害警戒情報が出された。
6日未明から朝にかけては九州南部の鹿児島、宮崎両県で猛烈な雨が降り、昼ごろからは大雨の中心が九州北部に移った。
梅雨前線は8日ごろにかけ、西日本から東北地方に停滞する見込み。広い範囲で大雨に警戒し、突風や落雷に注意する必要がある。
7日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部300ミリ、東海250ミリ、九州南部と中国200ミリ、近畿と北陸、関東甲信180ミリ、四国150ミリ、東北100ミリ。(2020/07/06-23:27)
Special Heavy Rain Warnings Issued for 3 Japan Prefectures
The Japan Meteorological Agency issued special heavy rain warnings for some areas of the three southwestern prefectures of Fukuoka, Saga and Nagasaki, all in the Kyushu region, on Monday afternoon.
Issuing the warnings at 4:30 p.m. (7:30 a.m. GMT), the agency called for maximum vigilance against floods, landslides and inundation at lowland areas, and urged residents to ensure their safety immediately.
According to the land ministry, the Hikosan River in the town of Soeda in Fukuoka flooded.
Rainfall of some 110 millimeters per hour was recorded in areas near the city of Omura and the town of Higashisonogi in Nagasaki, and areas near the cities of Kashima and Ureshino in Saga.
Landslide warnings were issued for the whole of Kyushu, some areas in the western prefectures of Kochi, Hiroshima and Nara, and parts of the central prefectures of Shizuoka and Nagano.
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