2020.06.30 20:45Business

ＪＤＩ、純損失１０１４億円　スマホ用液晶不振―２０年３月期

　経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ（ＪＤＩ）が３０日発表した２０２０年３月期連結決算は、純損益が１０１４億円の赤字（前期は１０６５億円の赤字）となった。スマートフォン向け液晶パネル事業の不振が続き、６期連続の赤字。年明け以降は新型コロナウイルス感染拡大によるスマホ需要減少で売り上げは一段と落ち込んだ。
　２１年３月期の売上高は前期比１５～２０％減を見込む。決算短信には事業継続にリスクを抱えていることを示す「継続企業の前提に関する注記」が、通期ベースで１９年３月期に続いて付いた。業績改善が遅れて資金繰りに影響が出る可能性があるという。
　ＪＤＩは３月に投資顧問会社いちごアセットマネジメントの金融支援を受け、債務超過を解消。２１年３月期に４期ぶりの営業黒字化を目指していた。だが、スコット・キャロン会長（いちごアセット社長）はインターネット記者会見で「（コロナで）見通しが変わった」と述べ、早期の黒字転換が難しいことを認めた。（2020/06/30-20:45）

英文版に切り替え

2020.06.30 20:45Business

JDI Suffers Annual Net Loss of 101 B. Yen

Twitter

Facebook

LINE

Japan Display Inc. , or JDI, on Tuesday reported a consolidated net loss of 101,417 million yen for the year that ended in March, the sixth consecutive annual net loss.
The maker of small- and medium-sized liquid crystal display panels took a blow from the coronavirus pandemic. Its smartphone LCD panel operations also remained sluggish.

Switch to Japanese