「トキワ荘」来月7日博物館に 手塚治虫さんら生活―東京
漫画家の手塚治虫さんらが若き日を過ごした東京都豊島区の木造アパート「トキワ荘」を再現した「区立トキワ荘マンガミュージアム」(同区南長崎)が来月7日、開館する。区は漫画・アニメ文化の発信拠点にしたいと期待を込める。
手塚さんは1953~54年にトキワ荘で生活。その後も、藤子不二雄さんや石ノ森章太郎さんら昭和を代表する漫画家が移り住み、創作活動にいそしんだ。老朽化により82年に解体されたが、ファンの間では聖地として知られている。
同ミュージアムはトキワ荘の跡地近くに建設され、内装や外観を忠実に復元した。1階ではゆかりの漫画家らの名作を自由に読め、2階の部屋や共同炊事場などでは当時の生活を垣間見ることができるという。
トキワ荘の解体時に警視庁池袋署を拠点としていた記者らに頼まれ、手塚さんが「リボンの騎士」の主人公サファイアと自画像を描いた天井板も1階に展示される。
3月にオープン予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた。開館時間は午前10時~午後6時(月曜日は休館)で入館無料。感染防止のため、当面の間は入館に予約が必要という。(2020/06/27-10:36)
Replicated Manga Mecca Tokiwaso to Open as Museum on July 7
A museum replicating Tokiwaso, a now-demolished apartment building where the legendary late manga artist Osamu Tezuka and others lived in their younger days, will open in Tokyo's Toshima Ward on July 7.
The ward office hopes that the museum will serve as a hub to spread manga and anime culture.
Tezuka lived in the wooden apartment between 1953 and 1954.
Later, Fujio Fujiko, Shotaro Ishinomori and other manga titans of the Showa era (1926-1989) moved into the apartment to immerse themselves in creative activities.
Although the aging building was torn down in 1982, the apartment is known as a mecca among manga fans.
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