世界成長、マイナス4.9% コロナ長引き再び下げ―IMF予測
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は24日、最新の世界経済見通しで、2020年の成長率をマイナス4.9%と4月時点の予測(マイナス3.0%)から下方修正した。新型コロナウイルス感染拡大が収束せず、景気回復が想定より鈍いと分析した。1930年代に深刻化した大恐慌以来の不況に陥る。来年も5.4%と0.4ポイント引き下げた。
IMFは、大恐慌時の世界全体の成長率はマイナス10%程度と推計している。IMFの統計でさかのぼれる80年以降でマイナス成長だったのはリーマン・ショック直後の2009年(マイナス0.1%)しかなく、今回の不況は「類を見ない危機」(ゲオルギエワ専務理事)となる。
IMFは今年後半に感染が収まり、経済が正常化するシナリオを描いていたが、「今年前半の景気が見込みを超える打撃を受けた」と説明。サプライチェーン(部品供給網)の障害も響くとしている。
日本は20年がマイナス5.8%と、4月から0.6ポイント下がった。2月の景気後退入りが認定された米国はマイナス8.0%、感染被害が目立ったイタリアを含むユーロ圏はマイナス10.2%。いずれもIMFの統計では最悪となる。(2020/06/24-22:09)
Global Economy Estimated to Shrink 4.9 Pct in 2020: IMF
The International Monetary Fund said Wednesday that the global economy is projected to shrink 4.9 pct in 2020, worse than its previous forecast of a 3.0 pct drop, released in April.
The IMF estimates that the spread of the novel coronavirus is unlikely to be brought under control in 2020 and that the pace of economic recovery will be slower than the previous projections.
The global economy is expected to experience its worst recession since the Great Depression in the 1930s, according to the IMF's latest World Economic Outlook report.
The IMF also revised down its global economic growth forecast for 2021 by 0.4 percentage point to 5.4 pct.
According to the IMF, the global economy is estimated to have shrunk some 10 pct during the Great Depression.
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