日本サッカー協会、女子W杯招致から撤退 田嶋会長「苦渋の決断」
日本サッカー協会は22日、オンラインで臨時理事会を開き、日本が立候補していた2023年女子ワールドカップ(W杯)招致からの撤退を決めた。田嶋幸三会長は、新型コロナウイルスの影響で東京五輪が21年に延期となり、女子の世界一を決める大会が短期間で日本に集中することに触れ、「それが重大な流れだった。(他国の)抵抗感が強まった」と理由を説明した。
23年大会には日本の他、共催を目指すオーストラリアとニュージーランド、コロンビアが立候補に残っていた。南米連盟ではブラジルが撤退して候補を一本化し、東南アジア諸国連合(ASEAN)連盟が共催案を支持するなど、日本は劣勢に立たされた。国際サッカー連盟(FIFA)が10日に公表した評価報告書で、日本の総合評価が共催案に次ぐ2番目だったことも影響した。
開催地を決める25日のFIFA理事会直前での決断に、田嶋会長は「苦渋の決断。(惨敗による)負のイメージ、インパクトがあるという説明をしていく中で、皆さんが(撤退で)一致した」と語った。
日本協会は21年に開幕する国内女子プロリーグの「WE(ウィー)リーグ」の起爆剤としても、23年W杯に期待を寄せていた。会長は「影響はゼロとは思えないが、女子サッカーをますます発展させ全力で応援する」と誓った。(2020/06/22-20:42)
Japan to Drop Bid to Host 2023 Women's Soccer World Cup
The Japan Football Association has decided to withdraw its bid to host the women's soccer World Cup in 2023, informed sources said Monday.
The decision comes ahead of an executive meeting of the International Federation of Association Football (FIFA) on Thursday, at which the 2023 World Cup host will be selected.
Besides Japan, Australia and New Zealand aim to jointly host the 2023 World Cup. Colombia also remains in the race to host the event.
In a FIFA report released on June 10, Japan's proposal was rated the second best, after the joint bid by Australia and New Zealand.
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