政府、陸上イージス計画撤回へ 河野防衛相、秋田訪れ謝罪
政府は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画を撤回する方針を固めた。複数の政府関係者が21日明らかにした。近く開催する国家安全保障会議(NSC)で正式に配備撤回を決め、今夏中に代替策を策定する。河野太郎防衛相は同日、配備候補地だった秋田県を訪れ、佐竹敬久知事に経緯を説明、謝罪した。
河野氏は同じく配備候補地としていた山口県も19日に訪問し、説明とおわびを済ませている。政府は今後、配備撤回を正式決定した上で、2018年に閣議決定した「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」の修正作業に当たる。外交・安保政策の中長期的な指針として13年に策定した「国家安全保障戦略」の初改定も視野に入れる。
ただ、米国の防衛当局者は日本政府が発表した配備計画の「停止」について「撤回ではない」との認識を示し、配備に向けた日本側との協議を継続する考えを表明。北朝鮮弾道ミサイルの脅威が高まる中、政府は米側との足並みの乱れを避ける必要があり、厳しいやりとりを強いられそうだ。(2020/06/21-16:39)
Japan to Scrap Aegis Ashore Deployment Plan
The Japanese government is poised to abandon its plan to deploy the Aegis Ashore land-based missile defense system, officials said Sunday.
The government's National Security Council will make an official decision to withdraw the plan to deploy the system in Akita and Yamaguchi prefectures in the near future. An alternative to the plan will be worked by the end of summer.
Defense Minister Taro Kono visited Akita, northeastern Japan, to make explanations on the matter to Governor Norihisa Satake. Kono apologized to the prefecture's top leader.
On Friday, Kono visited Yamaguchi, western Japan, for similar purposes.
After the NSC decision, the government will revise its current National Defense Program Guidelines and Medium-Term Defense Program, both adopted by the cabinet in 2018.
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