「県内在住」表示、まだ需要 車に掲示、嫌がらせ対策―新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県境をまたいだ移動の自粛を受け、無料配布する自治体もあった自動車用の「県内在住」表示。首都圏など一部を除き移動自粛は緩和されたが、同様の商品がインターネット通販で売れ続けている。感染の「第2波」も懸念される中、業者は「また需要が高まるかもしれず販売は継続していく」と話している。
県外ナンバーの車への嫌がらせが問題となった徳島県では、三好市が不安解消のため「徳島県内在住者」と記した用紙を作成。5月中旬までに約90枚を希望者に配布した。
公共事業などで県外からの工事関係者が多く住む和歌山県串本町。町内在住を知らせるマグネットシートの無料配布を5月1日に始めると、約2週間で用意した500枚がほぼ底を突いた。これとは別に、同県が車内掲示用の「県内在住確認書」を作ったところ、約2400枚が交付されたという。
県名入りのマグネットシートなどを販売する「埼玉ヤマト」(埼玉県深谷市)によると、大型連休前後に約400枚が売れた。当初は関東各地からの注文が多かったが、北海道や九州など全国から相次いだという。
緊急事態宣言の解除後も、週に10枚程度が売れているといい、同社の担当者は「あおり運転対策の『後方録画中』のステッカー以来の売れ行きだ」と話している。(2020/06/17-07:09)
Demand for Stickers Indicating Car Owners' Residency Persists
Demand for car stickers indicating the owner is a local resident persists online in Japan while voluntary restrictions on travel between prefectures aimed at curbing the spread of the novel coronavirus have been eased in many regions.
Such stickers came into use as users of cars with non-local license plates were harassed amid fears of the virus when requests for voluntary travel restrictions were in place.
Saitama Yamato Co., based in Fukaya, Saitama Prefecture, north of Tokyo, sold some 400 magnet stickers with the names of prefectures around the holiday period between April and May, when Japan was under a state of emergency over the virus crisis.
Orders initially arrived from customers in Tokyo and neighboring prefectures but later started coming in from across the country, company officials said.
Even after the state of emergency was lifted, about 10 stickers have been sold per week, they said.
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